【解説】【山行】残雪期の剱岳に行く方法を紹介します

剱岳を残雪期にバリエーションルートで行くためには、登山の総合的な経験と技術が必要です

登山口まで立山黒部アルペンルートの利用、室堂からの登山もアプローチが長く

体力、雪山登山の経験、岩稜登攀の経験や装備、雪上テント泊の生活が求められます

今回は剱沢にテント泊して平蔵谷の雪渓から山頂に向かいました

2999mの山頂間際では垂直に近い岩場があり、冒険心はクライマックスを迎えます

この山を準備して安全に登ってみましょう

目次

富山県登山届出条例に基づく登山届の提出が必要

富山県/富山県登山届出条例に基づく登山届の提出について (pref.toyama.jp)

富山県登山届出条例により下記期間に剱岳など危険地域等に立ち入る登山者は、

登山をする日の20日前までに登山届を提出することが義務付けられています

登山届提出が必要な期間

12月1日から翌年5月15日までの間

受理されると登山届済書が交付されますので、登山中に携行する必要があります

積雪期やバリエーション登山の技量を申告する必要があります!!

  • 主な登山歴(主に積雪期) 5つ
  • リーダーの経験回数

登山届の書類に記載する箇所があります

当然ですが雪山や積雪期バリエーションルートをある程度経験していることが求められます

行程

アプローチは遠いです

登山口の室堂までは立山黒部アルペンルートを利用し

その後、2泊3日の登山を行うことになります

私たちは、前夜通しで運転して扇沢駅に4時到着

一日目 6:30 扇沢駅-室堂駅 (アルペンルート)

    8:30 室堂

    13:30 剱沢野営地点

二日目 4:00 剱沢野営地点

    9:15 剱岳山頂 (平蔵谷をピストン)

    14:37 剱沢野営地点

三日目 8:00 剱沢野営地点

    12:30 室堂

14:15 室堂駅-扇沢駅  (アルペンルート)

立山黒部アルペンルート

駐車場

午前4時ころに扇沢駅に到着しました

無料駐車場がのこり数台の空があり、利用できました

キャンピングカーで寝泊りしている方もいるようでした

有料駐車場は1日1000円のようですが、かなり空いていました

立山黒部アルペンルート

登山口である「室堂」にゆくために、立山黒部アルペンルートを利用します

入り口は2か所で 富山県側(立山駅)からと長野県側(扇沢駅)からになります

ゴールデンウィークは富山県側の立山黒部・雪の大谷が開通した直後です

観光客でたいへん混み合っています

私たちが行った時は、圧倒的に海外からの観光客が多かったですね

立山駅からは、乗り換えが少ないです

扇沢駅からは、電気バス、黒部ダム徒歩、ケーブルカー、ロープウエイ、トロリーバスを乗り換えます

乗り換えのたびに重たい荷物を扱うのでちょっと面倒

チケットの購入

立山黒部アルペンルートのチケットは次の二つの方法で購入できます

  • WEBチケット (事前購入
  • 当日券 (現地購入)

日程が決まっていれば公式サイトからWEBチケット購入が良いでしょう

ゴールデンウィークは大変人気なので売り切れてしまいます

しかしご安心を

当日券は、WEBチケットが売り切れていても購入できます

私たちは当日券を購入しました

■当日券の購入

扇沢駅に、当日券売り場の並び場があります

朝4時、私たちが一番乗りでした

4時半くらいになると次々に人がやってきて、5時くらいになると列が50m以上に長く伸びていました

6時ころに発売開始

扇沢6:30始発のチケットを購入しました

■往復券

12,300円 (片道ずつ買うより少し安い)

往復チケットは5日間有効です

往路は扇沢の乗車時刻を指定しますが、復路は乗車時刻の指定はありません

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