世界の難関を次々とソロで登頂してきた山野井泰史さんの人生を綴った実践クライミングコミックを購入しましたので紹介します
ビッグコミック
アルパインクライマー -単独登攀者・山野井泰史の軌跡- 全7巻
(原作よこみぞ邦彦 作画山地たくろう) 小学館から
「なぜ山に行くのでしょうか?」
繰り返される凡庸な問いかけにあなた自身はどうこたえるのでしょうか
苦労の向こうにある景色、爽快感、スリル、チャレンジ、達成感、、、、、、
いくら言葉で表そうとしても世界の違う人には全く響かなくてもどかしい思いをしたことは誰でもあるでしょう
私は体力も技術力も若者にはかなわない50代からアルパインクライミングを突如始めました
一言でいうと「惹きつけられた」としか言えません
美味しいものをみて食べてみたいと思うのと同じかも
それは本能的な次元の感覚だと思います
このコミックは、
主人公である山野井泰史さんがもつ無尽蔵ともいえる情熱に駆り立てられて進む姿に
惹きつけられること間違いでしょう
- クライマー山野井泰史さんの驚異的な偉業を知りたい
- 山に魅了される自分が共感できる
- 漫画なので誰でもわかりやすく短時間でつかめる
作品紹介
全7巻あるコミックを読みながら、私自身の感想を交えて紹介します
1
小学生の主人公が山に馳せる人生の始まり
戸惑う周囲はよそに若い主人公が死と隣り合わせにあるソロでのクライミングに突き進むゆるぎない姿と両親の思いが綴られています
主人公が自分で見つけた人生をかけて挑むアルパインクライミングにのめりこんでいく強い姿に、その芯の強さを感じました
生涯をかけていどむこれほどの原動力はいったいどこから来たものでしょうか
難しい岩を次々と単独登攀してゆく若き主人公の技術力は、漫画に描き切れないたゆまない普段の努力のたまものなのですがそれにしても超人的だと思います
2
名だたる日本の岩場をソロで制覇した主人公は、高校卒業後の年齢で世界のクライマーが集まる米国カリフォルニア州にあるヨセミテ国立公園に乗り込み大岩壁であるエル・キャピタンに挑戦します
20年ほど前に当時クライミングのクの字もも知らない私でしたが、ヨセミテを訪れたことがあります
エル・キャピタンとは谷の反対側の登山路を登り、谷とハーフドームをながめるトレイルの途中、岩の絶壁の頂から顔を出して恐る恐る下をのぞいた1000m近い落差の壁に身震いしたことを覚えています
ソロでトライしようとする主人公に畏怖の念をいだきます
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