登山用のダウンジャケットが破れたので自分で補修してみました。
業者に依頼したらかかる費用も見積もりを出したので、その金額も紹介します。
この記事が役に立つ人
- ダウンジャケットを補修したい
- 自分でやる方法を知りたい
- 出来栄えを知りたい
補修方法
補修方法は二通りあります。
- 業者に依頼する
- 自分で補修する
どちらが良いのか、結構悩みますね。
業者に依頼する
インターネットを検索すると、ダウンジャケットの補修を輸送して行っているサイトが見つかります。
私が、仮見積もりをしたサイトの流れを紹介します。
私が見つけたサイトでは、ラインやメールで写真を添付して見積もってもらえました。
返信が間もなくありました。
補修方法、修復に要する期間、仮見積もりが提示されていました。
見積もりや作業内容に承諾できるなら、郵送します。
郵送返送料込みの専用郵送バックを販売していました。
もちろん自分で梱包して送るのにも対応していました。
現物をみて、最終的な見積もりが提示されます
作業内容と金額に同意できれば、補修が始まります。
仕上がり品が、自宅に返却されます。
私は、仮見積もりをしましたが、業者には依頼しませんでした。
提案された作業内容を含めて、その理由を次に記載します。
作業内容
ブロック修復
ダウンの一ブロック全体の表面を取り換える方法です。
色が同じであれば、強度もしっかりして、見た目もきれいに仕上がります。
問題なのは、
- 全く同じ生地ではないのです。
- 色が同じであっても、微妙に色合いや、質感が変わります。
わたしのダウンはMammutの登山用でした。
軽量化のために薄くて、撥水生地、独特のテスクチャ―がはいっている、輝くようなオレンジです。
当然ながら、このような独自開発された生地は、なおさら修復店にはありません。
提案されたのは
類似色 または、全く異なる色
ファッション用であれば、全く異なる色というのもアクセントになって、面白いかもしれまん。
費用
2万3千円 + 税金 + 送料(往復)
結構なお値段です。総額は、本体価格の半分近くに相当します。
期間
5週間
12月下旬、冬シーズン始まったばかりなので、この期間は痛いです。
結局、私が業者での修理をしなかった理由は
- 同じ素材での修理ができないため、見た目の変化に許容できなかった
- 高額
- 時間がかかる
ナイロン用補修シール
自分で補修することを決意しました。
補修したことが目立つのか心配でしたが、自分では許容範囲です。
インターネットで購入しました。
「ダウンジャケット」 「補修」 「シート」or 「シール」 のkey wordで検索するといくつか出てきます。
- ナイロン用
- シールタイプ
色は、半透明 にしました。
透明ですとテカテカひかってしまいます。
半透明であれば、テカリが幾分抑えられますので、目立ちにくい。
買ったのは、
KAWAGUCHI ナイロン用 補修シート 半透明
実際の修復
実際のところ、穴が開いたダウンを水やせっけんで洗うのは難しいでしょう。
シールを貼るところに砂汚れとか油汚れとか、あれば、良しなにやっておきましょう。
私は、汚れ落としはしませんでした。
ほとんど使っていなくて、汚れていなかったからです。
袖の部分の裂け目でした。
袖の穴の開いた上下両端に本(重しのかわり)を乗せて固定しました。
ダウンジャケットはふかふかしていますので、貼る部分をなるべく平らにしたいので工夫が必要です。
両側を重しでつぶして固定しても、
肝心のシールを貼る部分のダウンは膨らんでしまいます。
そこで
両側を固定用の本を互いに引いて裂け目の縦方向テンションをかけると、幾分、貼る部分の羽毛がしぼんみ、さらに裂け目がぴったり合ってくれました。
裂け目の方向にテンションがかかるようにする必要があります。
裂け目からは、容易に羽毛が出てきてしまいます。
丁寧に押し戻して、裂け目に羽毛がかからないようにします。
この作業には、極小のスプーンを使いました。
引き戻すときに羽毛が引っ付いてこないものなら何でもいいと思います。
7mmほどマージンを取っるように切り抜きます。
角に丸みをつけるようにすると、はがれにくいようです。
台紙がうまく作られていて、台紙とシールをはがしすのに役立ちます。
貼り方は、
先ほどの重しを両側に引いてテンションをかけながら行います。
これで、裂け目を合わせることと、貼る部分の生地が平らになります。
シールは台紙から完全にはがすよりも、一部めくれたところから順次貼って、台紙を逐次はがしてゆく方法
または、
台紙を大部分はがす。ただ、両端にのみ台紙を一部つけておいて持ち手にする方法
の両方を試みました。どちらでもよいと思います。
私は、4度やり直しました。
(4回、シールを作成しなおしました)
はがすときに、羽毛がくっついて出てきていまいます。
貼る位置がずれたり、裂け目があっていなくて羽毛が裂け目にそって白い線のように見えてしまったり、
実際は、一回目が一番きれいにできていました。貼る位置がずれなければそれでよかったのに。
仕上がり
まあ、少し羽毛の白い線が見えなくもありませんが、
思っていたほどは悪くないなと思います。
もともとの素材の質感もあると思いますが、案外、目立たないです。
山用だし、問題ない。
これ街中に着て行っても、たぶん大丈夫です。