【解説】アイゼン(グリベル)のフロント留め具を交換

いよいよ雪山シーズンですね。

今回、幅広の雪山用登山靴に買い換えをしましたので、靴の幅に合わせてアイゼンの留め具(ハンガー)を靴の幅に合わせて変更しました。

この記事が参考になる人

  • 雪山用登山靴を買い換えた人
  • アイゼンのハンガーを交換したい人
目次

雪山靴

買い換えました

  •  今まで使っていたのは

   SCARPA モンブランプロ GTX     : SPベイルに適応

  •  新調したのは

   LOWA アルパインエクスパート II GT   : ナローベイルに適応

ワンタッチ式アイゼン

GRIVEL オートマチック を使用しています。

GRIVEL ワンタッチ式用のハンガー

 靴に適合するナローベイルのハンガーを購入しました。

ハンガーのサイズ

 靴の幅に応じて3種類のサイズがあります

  • ワイドベイル 幅100mm
  • ナローベイル 幅90mm
  • SPベイル   幅82mm


靴をかえた時は、靴の幅が変わる場合には、前コバにかかるこの留め具(ハンガー)も変更する必要があります。

交換方法

SPベイル 幅82mm
       ➡⇨➡⇨➡
         ナローベイル 幅90mm

ハンガーはアイゼンの前の部分の穴を通して引っ掛けてあるだけの単純な構造です。

STEP
外す

ついているハンガーを外すのが、むちゃくちゃ大変でした。

  •  抜け止め
  •  相当の力を要する

ハンガーを両開きにする方向に広げて、アイゼンの穴から抜くのですが、
男子の力をもってしても

 プル プル プル   むっ、無理っす

さらに

渾身の力で引き抜く力を維持しながら、抜け止め部が穴に引っかからないようにする操作は、ほとんど自由がきかないため、とても難しです。

気をつけないと、勢い余り、アイゼンの刃が自分の腕を刺してしまう重大な怪我を起こしうる作業です。

おそらく、開口器のような道具を使うのが望ましいでしょう。

最終的に、息を切らせながら、何度も試みて外すことができました。

 いや、汗だらだら、 息は、ハーハー

STEP
つける

適切なサイズのコバをつけます。

これは、抜き取る作業に比べれば、それほど難しくなかったです。

ただ、穴と角度がついて、アイゼンの本体に引っかかることもあり、素直ではないです。

STEP
アイゼンの前後長を調整

新しい靴の前後長にあわせて、アイゼンの長さ(リミット)を調整します。

前のブロックと後ろのブロックをつなぐ調節プレートの穴の位置を変えることで、調節できます。

靴をのアイゼンに乗せて、ぴったりな位置を決めました。

なお、靴の前後のコパの高さに応じた調整は不要でした。

コパのついている高さに応じて調整するためには、ハンガーを取り付け買えることで変えることでできるようです。LOWAの靴は、以前のSCARPAの靴と同じ高さだったみたいで、この調節は不要でした。

靴にぴったりですね。 安心しました。


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