【解説】いきなりツエルト泊

山をやっているひとは、いつかテント泊を始める人も多いだろう

でも、初めからツエルト泊でデビューする人は、ほとんどいないと思う

テント泊未経験者が、緊急避難用のシェルターとして認知されているツエルトで山のお泊りをやってみたらどうなるのか、興味があるのではないでしょうか?

目次

結論

雨だろうが、 結露しようが、なんとかなる いける!

一晩中、稜線で雨風を十分しのげることが体感できました。こんなものだと思えました。何しろ、安全に過ごせたので心配ごとがなくなりました。これからも、ツエルト泊をやれそうです。

拭けば いいのです!

不快なことといえば、

稜線を吹き抜ける風でツエルトがなびく音や、通気口に入り込んだ雨の水滴が顔にかかり、

10回ほど目が覚めました。

その都度、内側、床を拭きました

こんな人にお勧め

  • 軽量化したい
  • ツエルト泊に興味ある
  • サバイバルできることを実感したい

いつもザックの中でお守りになっていたツエルト

簡易テントとしての機能をすべて備えたうえで、横幅を220cmと長くして居住性をさらに高めています。1gでも軽くしたいUL志向ユーザーにおすすめのツェルトです。さらに、両サイドの入口は、フルオープンすることができるため、タープとしても使用できます。

ツエルト2ロング(ツェルト2ロング) | 国産アウトドアブランドのファイントラック (finetrack.com)

ツエルトの設営

ツエルト (シームレス処理をしたもの)

ツエルトポール 2本 (私は、ストックを持たない登山スタイルなので)

ペグ10本

細引き 2本 + サイドリフター用 4本(自在をつけて長さ調節ができるようにしておいた)

初のツエルト泊、縦走計画

Day1 八方池山荘 – 唐松岳 - 五竜山荘キャンプ場

Day2  五竜山荘キャンプ場 - 五竜岳 - アルプス平駅

ツエルト2ロングは、その居住性の高さから、積極的にキャンプに使用できるのが売りだった

それなら、北アルプスで試してみようと思いました

天気 

Day1 朝 晴れ 昼 曇り 夕方 雨
Day2 朝 雨  昼 曇り 午後 晴れ

経過

8時30分からのゴンドラまで2時間ほどまったり

ダイナミック雲と荒れた不帰ノ嶮が青い空とともに、八方池に映り、まるで山のオアシスのようだ

唐松岳の最後は息切れしたが、男前の五竜岳にとは対照的に唐松山荘からの稜線の緑が明るく、ああきれいだなと普通に言葉がこぼれてしまう

立山連山、その向こうには日本海が見えるではないか

五竜岳への稜線は、岩稜をしばし下ってゆく

大きく見える五竜岳がなかなか近づいてこないななんて思いながら振り向くと、唐松岳も威厳があり、かっこいいではないか

五竜岳山荘で受付をした

初めての幕営

まだ人が少ないテント場で、いい眺めの区画をゲットできた

実際に初めて設営したツエルトばっちりです

サイドリフターもひくと、多面体になってユニークだ

夕方から小雨

早めの夕食

パスタをゆでて、レトルトのたれの袋にいれてお皿かわりに

これがおいしかった

初めての山での幕営なのに、いきなり雨の洗礼を受ける羽目に

夜中を通して、風でなびくツエルト

雨の音、時折、通気口から顔にかかる水で目が何度も覚めた

そのたびに、結露を拭くと、毎回セームが絞れるほどでした

幸い、水はけがよくて床は少しの濡れたものの心配するほどの浸水にはならなかった

翌朝、雨の岩稜、五竜岳を登りました

ライチョウが、結構大きな声で鳴いている

目と鼻の先で見れてラッキーでした

雨雲に包まれた五竜岳からの眺望は全くありませんでした

鹿島槍ヶ岳に向けてキレットを行くのはやめて、一泊に短縮して下山しました

結露するツエルト内、良かったもの

① 中敷き: 百均の銀シート
② エアーマット:   ノアの箱舟で安心、快適
③ シュラフ: 撥水が吉
④ 化繊のインサレーションを羽織る:  壁に触れて濡れても保温
⑤ セームタオル: 結露を拭くのに大活躍
⑥ ザック: 「Ferrino Instinct 40+5」防水で安心

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